ゼンショーホールディングスは子会社を通じ、食品スーパーを運営するフジタコーポレーション(群馬県太田市。売上253億円、営業利益8億6000万円、純資産74億1000万円)の株式97.10%を取得し子会社化することを決議した。フジタコーポレーションは1978年設立で、群馬県を中心に食品スーパー「フジマート」、「アバンセ」、「マルシェ」、総菜専門店「でりしゃす」の合計44店舗を展開する。ゼンショーは関東圏を中心に食品スーパー「マルヤ」などを約100店舗展開しているが、フジタコーポレーションの店舗立地条件が自社の店舗と補完関係にあると判断した。同社を傘下に取り込むことで、商品や食材の開発、物流・店舗運営などで相乗効果の創出を図る。取得価額は124億円。取得予定日は2016年11月21日。