トーホーは傘下のトーホーストア(神戸市)が展開する食品スーパー4店舗を、同業の三杉屋(神戸市)に譲渡することを決めた。トーホーストアは兵庫県南部を中心にスーパー27店舗(2024年1月現在)を展開するが、昨年10月にバローホールディングスグループに13店舗を譲渡すると発表。今回譲渡するのは神戸市内の3店舗(平野祇園店、滝の茶屋店、旗塚店)と兵庫県明石市の1店舗(明石小久保店)。4店舗の直近売上高は20億円、営業損失は5500万円。譲渡価額は約1億5600万円。譲渡予定日は未確定。現時点で残っている10店舗については2025年1月末までに閉鎖する予定だが、引き続き譲渡先を検討していくという。トーホーは業務用食品卸売事業と食品スーパー事業を経営の両輪としてきたが、スーパー事業は競争激化の影響を受け厳しい経営状況が続いていた。今後は主力の卸売事業に経営資源を集中させる。