ヨシムラ・フード・ホールディングスは、ホタテを中心にサケ、イクラ、カニなど水産品製造加工のマルキチ(北海道網走市。売上高69億円、営業利益5億7100万円、純資産11億1000万円)の株式70%を取得し、子会社化することを決めた。とくに日本産ホタテは近年、欧米やアジアで急速に需要が高まっている。ヨシムラはシンガポールなどアジアに持つ販路を組み合わせることで、マルキチの水産品の拡販を見込む。取得価額は21億6800万円。取得予定日は2023年3月1日。マルキチは北海道の漁協5カ所の買参権を持ち、オホーツク海で獲れた良質なホタテを安定的に確保している。4つの自社工場はいずれもHACCP(危害分析重要管理点)認証工場で、業界でも数少ない対EU(欧州連合)輸出水産食品取扱施設という。
ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>、ホタテなど水産品製造加工のマルキチを子会社化
