石垣食品は、食肉加工品製造の中国子会社チンタオ石垣食品有限公司(青島市。売上高4億3400万円、営業利益△1億1700万円、純資産1億1200万円)の全出資(株式)を、中国の食品関連商社である青島中博実業有限会社(青島市)へ譲渡することを決議した。石垣食品は、日本国内向けの業務用レトルト具材および業務用乾燥肉をチンタオ石垣食品で生産していたが、2018年1月の中国産冷凍餃子の農薬混入事件の発生により、中国からの食品の対日輸出が一時全面的に停止した。輸出停止が解除された後も、業務用乾燥肉事業で再建を図るが、中国政府の対輸出規制などにより、乾燥肉の輸出再開が行えず、大幅な赤字を計上する状態が続いていた。中国国内市場向けの製造・販売は問題なく行えることから、チンタオ石垣食品を現地社への譲渡を決定した。譲渡価額は0円。譲渡予定日は2009年1月21日。
石垣食品<2901>、中国子会社チンタオ石垣食品を現地社に譲渡
